仏壇に置く御本尊様を、
通販で買いました。
どちらかといえば私は
宗教には疎いし、
興味も無かったので、
仏壇の関係は、あまり手を付けて
いなかったのですが、
こういうの、通販で売ってるんですね。
そんな話を・・・
仏壇の意味
実家に帰ってきて、
今まで見ぬふりをしてきた
仏様の関係を、
ちょっと調べてみました。
本来、仏壇とは、
お寺の出張所みたいな意味合いで、
毎日お寺までお参りに行けない家庭のために、
家でも拝むことができるように、
お寺の御本尊を株分けしてもらって
それを安置する場なのだとか。
なので、仏壇に祀るのは、
本尊が正解で、故人の位牌や
写真を飾る風習は
もともとは無いのだそうです。
それが、「人は死んだら皆、仏になる」
という考え方から、故人の位牌を
本尊の側に置くようになったのだそうです。
そして、だんだんと、
故人を偲ぶための場に変わり、
現代では、本尊の居ない仏壇のほうが、
当たり前になってきていると思います。
なので、位牌だけを祀っている仏壇は、
故人を偲ぶための物、
ということになりますね。
本尊の種類、大きさ
本尊の形は主に2種類で
いわゆる、仏像と、掛け軸です。
仏像は、仏様の像で、
形はいろいろあって立像、坐像、
材質も木彫りや、金属、
プラスチックもありました。
まあ、総じてお高いので、
パスしましたが。(笑)
なので、掛け軸のタイプにしました。
仏様の絵が書かれたものです。
掛け軸の大きさを表す単位を
「代」とも呼ぶようです。
一般的な仏壇に入れるならば
20代〜30代の大きさで、
20代で 20センチ×9センチ
30代で 25センチ×11センチ
ぐらいです。
私は20代を買いました。
ちょうど良いぐらいの大きさだと思います。
しかし、最初、壁に
直接貼っていたのですが、
ちょっと見てくれが寂しいので、
別で本尊スタンドを買いました。
こっちのほうが、なんとなく
見栄えが良い気がします。
落ち着いた感じがしましたね。
両親に思うこと
先に書きましたように、
本尊の居ない仏壇は、
故人を偲ぶためのものです。
が、
私は、さほど
両親を偲びたくはないのです。
もちろん育ててくれた
感謝はしています。
毎日線香をあげています。
しかし、親父は決して
できた人間ではなかった。
人としてダメなほうの人間でした。
威張る、見栄を張る、
頑固、自己中、喧嘩早い
そんな親父でした。
おそらく、
いろんな業を背負って
この世に生まれてきたのだと思います。
やっとお役御免になったのだから、
もうこの世に未練など残さずに、
あの世でゆっくりしてほしいのです。
オフクロも、お金で苦労して、
お世辞にも裕福な生活ではありませんでした。
ましてや親父がこんなですから、
苦労が多かったことと思います。
もうこんな現世のことは
きっぱりと忘れて欲しい。
そう思うのです。
なので、あまり現世に繋がる物を
置いておきたくない、のですね。
写真も、位牌も。
そういう気持ちがあったので、
毎朝両親の写真に手を合わせる事に、
違和感を感じていたのです。
なんか違う、と。
それで本尊を置いたのです。
本来、本尊には、魂入れと言って、
お寺で拝んでもらわなければ
ならないようです。
それをやらなければ、
ただの絵、ただの彫刻、なんだとか。
でも、私はそれでも良いかな?と。
ただの絵でいいや、と思いました。
目的は、死んだ両親を
拝む対象にしないようにする為ですので、
絵に魂があろうがなかろうが、
私には、どうでもいい。
両親には、とっととこの世の業から、
開放されて欲しい、と
そう、思っているだけですので。
あとは、私が親に
心配かけないような生活を
しなければいけませんね。
でなければ、両親もあの世で
ゆっくりも出来ないでしょうからね(笑)
今は両親の顔写真も、
仕舞ってしまいました。
少し、落ち着いた気がします。
コメント
結構生きてますが知らないことばかり!
はー、日々勉強ですね。
遺影を飾る習慣はあまり趣味ではなく、どうも落ち着きません。
もちろん他人がするのに異議はないですが、自分はどうも。
同類はいるものだなあと思いました。
いつもありがとうございます。
部屋には額に入れた写真も飾ってあるので、
まあ、いりませんね。
親父の一周忌が終わったら
これも仕舞おうと思っています。
目標はこの家の処分なので、
何も残したくないですね。
自分のものも含めて。
人生の後始末の時期に入ったのだと思っています。